産業廃棄物処理業とは

産業廃棄物を処理する責任は、その産業廃棄物を排出した事業者（排出事業者）にあります。

排出事業者が自ら実施する必要がありますが、産業廃棄物を処理するためには「産業廃棄物処分業の許可」が必要となり、勝手に処理してしまうと不法投棄となります。

そのため産業廃棄物処理業の許可を持っている処分場などに産業廃棄物の処理を委託することができるようになっています。

産業廃棄物を排出現場から処理場まで運搬することが必要がありますが、委託して産業廃棄物を運搬するためには産業廃棄物収集運搬業の許可が必要となります。

「産業廃棄物収集運搬業」と「産業廃棄物処分業」のふたつを合わせて、「産業廃棄物処理業」といいます。

産業廃棄物は産業廃棄物の排出事業者から委託されて産業廃棄物収集運搬業者が運搬し、中間処理業者や最終処分業者によって処分されます。

産業廃棄物収集運搬業は排出事業者から委託を受けて中間処理場や最終処分場へ産業廃棄物を運搬します。

許可の種類２種類あり、積替えや一時保管をせずにそのまま中間処理場や最終処分場へ運搬する場合と、保管所で産業廃棄物の積替えや一時保管して一定量ためてから中間処理場や最終処分場へ運搬する場合とがあります。

中間処理業は、最終処分しやすいように処理をします。

最終処分業は、埋立処分などをして自然に戻していきます。

排出事業者の責任へ